カメムシ被害

カメムシは米を吸いに田んぼに飛来します。
よく育ったお米を吸うグルメな虫です。
厄介な虫で害虫の一種ではありますが完全に駆逐することは自然環境からみてよくありません。

カメムシは、田んぼや畑で生活せず、雑木林や草木がうっそうと生えているところに住んでいます。そして、朝食会場、夜の宴会場のように田んぼや畑にやってきます。

カメムシに直接薬剤をかけても結構強くなかなか薬が効きません。
圃場に大量に薬を撒くことで予防が出来ますが、薬に強いこと、圃場に住んでいないことによって、あまり有効ではありません。

カメムシに効く薬はニオネコチノイド系の薬を使いますが、この薬はほかの昆虫に影響を与えてしまいます。
特に影響を受けるのが、蜂(ハチ)です。
蜂は、受粉を媒介してくれる無くてはならない虫の一つであまり薬の効かないカメムシの対策で蜂を殺してしまうのは逆効果になります。

よって、オモツムの田んぼではカメムシ対策は田んぼの周りの草を刈る(人力です)という対応策を行っています。
河原や不耕作地、耕作放置地や空き家等に住まうカメムシには手が出せない状況です。

農の世界は自分たちだけでできることは少なく、地域が一体となって【環境】に取り組む必要があります。